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調べることを増やす前に、
何を判断したいのかを決めます
「マレーシア市場について調べたい」というご相談をいただいたとき、最初に伺うのは、調査結果を使って何を決めたいのかということです。進出するかどうか。商品を見直すか。販売先を探し始めるか。判断したいことが違えば、見るべき市場も、話を聞く相手も変わってきます。
国全体の人口や経済規模を調べても、自社の商品がどの売場で、誰に、どの価格なら選ばれるかまでは分かりません。公開情報に加えて、必要であれば現地の売場や競合商品を見て、事業者や関係者へ話を聞きます。結果は、進むためだけでなく、条件を変える、時期を待つ、今回は進まないと判断するためにも使えるものです。
このような段階の
企業向けです
まだ候補企業へ連絡する前で、まずはマレーシアで検討する余地があるかを確かめたい企業向けのサービスです。次のようなご相談から始められます。
- 商品やサービスが現地でどのように受け止められるか知りたい
- 競合、価格帯、流通、販売チャネルを確かめたい
- 輸出と現地生産のどちらを検討すべきか、前提を確認したい
- 現地企業や関係者の意見を聞きたい
- 本格的な販路開拓へ進む前に、課題と優先順位を把握したい
すでにターゲットと販売方法が決まっていて、候補企業への接触を始めたい場合は、マレーシア販路開拓支援をご覧ください。
調査の入口は、
知りたい情報ではなく
決めたいこと
「まず市場を知りたい」「競合を調べたい」という発想だけで進めていくと、調査項目はどんどん広がってしまいます。そこで、最初に次の点を伺います。
- 今回の調査後に社内で決めたいこと
- 対象とする商品・サービス・顧客層
- 現在考えている販売方法や進出方法
- 日本側ですでに決まっている価格・数量・時期・条件
- これまでに調べたこと・試したこと・商談した相手
最初からすべてが決まっている必要はありません。ただし、何を決め、どこまで進めるのかを、初回面談で整理します。
確認する内容
市場と顧客
どのような人や企業が対象になり得るか、どの場面で使われるのかを見ていきます。一般的な市場情報だけでなく、商品カテゴリーや販売場所に応じて対象を絞り込みます。
競合と価格
同じ商品だけでなく、現地の買い手が代わりに選ぶものも確認します。価格の高低だけでなく、その価格で選ばれる理由や容量、見せ方、販売場所まで見ていきます。
流通と販売条件
輸入卸、小売、業務用、オンライン、現地製造など、想定する販売方法に応じて商流を確認します。食品であれば、賞味期限、温度帯、最低発注量、表示、認証など、販売条件に関わる事項もあわせて確認します。
現地企業や関係者の声
公開情報だけでは分かりにくい点は、必要に応じて現地事業者や関係者に聞きます。誰に何を聞くかは、調査目的と予算に合わせてそのつど決めていきます。
現地を見ると、
数字だけでは見えなかった
ことが分かります

以前、食品のマレーシア向けローカライズ支援で、食品展示会と小売店の売場を確認したことがあります。売場では、競合の価格や陳列だけでなく、商品カテゴリーの分け方、容量、健康価値の伝え方、表示や認証の扱いも見ました。
現地で地名や名称に好意的な反応があっても、それだけで商品が選ばれるとは限りません。ある洋菓子では、商品の大きさやクリームの満足感をマレーシアの人にどう伝えるかが課題になりました。
米菓では、現地の若い層に味をどう直感的に伝えるか、商品名とカテゴリー名をどう見せるかが検討点になりました。
現地で見たことを、そのまま結論にはしません。日本側が大切にしたい価値、製造や輸出の条件、現地で伝わりやすい表現を照らし合わせたうえで、次に試す内容へつなげていきます。
ご相談から報告まで
- ご相談内容と、調査後に決めたいことを伺います。
- 調査項目、確認方法、対象地域、現地ヒアリングの有無、成果物、費用を決めます。
- 公開情報、競合、価格、流通等を確認し、必要に応じて現地で調査やヒアリングを行います。
- 分かったこと、確認できなかったこと、追加確認が必要なことを分けて報告します。
- 説明ミーティングで結果を共有し、進む、条件を変える、保留する等の次の対応を確認します。
お渡しするもの
基本となる成果物は、調査レポートと説明ミーティングです。案件に応じて、市場と対象顧客、競合と価格帯、流通や販売条件、現地ヒアリング結果、課題、追加確認事項、次に試す内容をまとめてお渡しします。
調査内容は案件ごとに異なります。店舗数や市場規模だけを並べた定型レポートではなく、今回の判断に必要な項目を事前に決めたうえで作成します。
支援事例
支援事例1

コロナ禍で依頼企業が渡航できない中、乳がん手術経験者10名と医師3名へのインタビュー、競合商品の調査、テスト販売候補先3か所の選定を実施しました。現地スタッフと独自のネットワークを活用し、日本側に代わって調査と関係者への連絡を進め、市場性の確認から次の販売展開まで支援しました。
支援事例2

東京都中小企業振興公社が海外進出サポート事業において支援する企業のためのマレーシア市場・制度調査を、同公社から受託しました。
専門家へ確認する内容
法務、税務、許認可、輸入規制、会社設立等については、確認すべき項目や所管機関を調べることはできますが、最終判断や専門資格が必要な業務は行いません。必要な場合は、専門家や関係機関へ確認する前提であることを明記します。
費用について
調査対象、地域、業界、現地確認の有無、ヒアリング先、外部専門家や協力者の有無によって費用は変わります。ご相談内容を確認したうえで、調査範囲、成果物、費用を記載した見積書をお出しします。
よくある質問
-
公開情報の調査だけでも依頼できますか
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可能です。
ただし、公開情報だけで答えられる内容と、現地確認が必要な内容を分けたうえで範囲をご提案します。
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調査後に販路開拓も依頼できますか
-
はい。
調査結果をもとに、対象企業の条件を決め、候補選定やアプローチへ進む場合は、マレーシア販路開拓支援へつなげます。
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調査をすれば進出できるか分かりますか
-
調査で確認できる範囲と、実際のテストや商談をしなければ分からない範囲があります。
結論を断定するのではなく、進む場合の条件と残る不確実性をお伝えします。
市場調査のご相談
商品・サービス、現在の検討状況、調査後に決めたいこと、希望時期を、分かる範囲でお知らせください。
