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第12次マレーシア計画(12th Malaysia Plan, 2021~2025年)について

皆さんマレーシア計画(12th Malaysia Plan, 2021~2025年)という内容を聞いたことはありますか? マレーシア計画とは、今後5年間の開発計画を定めた5カ年のことです。

これは、首相府経済企画局(Economic Planning Unit : EPU、現経済省)が策定しており、毎年発表される連邦予算のうち開発予算案の基礎となっています。
この計画を見ると、今後5年間の開発・発展計画や予算配分などの青写真を概ね把握できるようになっているので、マレーシア政府の主要政策を把握できるポイントになっているものになります。

この計画の歴史を補足すると、マレーシアがイギリスからの独立への移行期の1956年に(第1次マラヤ計画)が初めて発表。次いで(第2次マラヤ計画)が発表されました。
その後、サバ州、サラワク州がマラヤ連邦に加わり、シンガポールが分離独立した後、改めて「第1次マレーシア計画」(1996〜1970年)が発表されています。

2023年現在の現行計画は「第12次マレーシア計画」(2020〜2025年)の真っ最中です。

第12次マレーシア計画のテーマ

第12次マレーシア計画のテーマは、「豊かで、包摂的で、 接続可能なマレーシア(Aprosperous, Inclusive, Sustainable Malaysia )」であり、2025年の高所得国入りという目標達成のために、経済成長と低所得者層の所得倍増・地域間所得格差の是正を両立することを目指しています。

開発予算規模は4,000億リンギット(※ 約12兆円)と前次計画(2,600億リンギット)から大幅に拡充されています。本計画において、製造業については先進テクノロジーの採用により 高付加価値産業へシフトさせ、グローバルバリューチェーンにおける主要なプレイヤーへと成長させる方針です。

さらに、経済成長の牽引役として、中小零細企業の強化、経済に強いインパクトをもたらす分野の成長促進を図ることで、経済全体の生産性を高め、所得増を実現する考えを示しています。

※1リンギット=30円で計算

第12次マレーシア計画の主要掲載指標の目標値

以下の表は、第12次マレーシア計画の主要掲載指標の目標値です。
2025年の高所得国(1人あたりGNI12,536米ドル超)入りを目標としており、2021年時点で11,427米ドルとなっており、コロナからの回復がこのまま続けば、目標の達成は見込まれるといわれています。

重点育成分野

こちらの表は重点育成分野の内容で、今回の第12次マレーシア計画の中でも特に力を入れて政府が推進している分野です。

以上のように、このマレーシア計画をみることでマレーシア政府の主要政策を把握できる一つの指針になります。ぜひ参考にしてみてください。