お知らせ

マレーシア最大の旅行博 MATTA FAIR

旅行博の目的はオトクな旅商品の購入

MATTA FAIRとは「Malaysian Association of Tour & Travel Agents(マレーシア旅行業協会)」が毎年3月と9月に実施する旅行の展示会です。
通常日本では旅行展示会というと、旅行代理店や地域がブースを構えて地域の紹介などをPRするところなのですが、マレーシアの旅行展示会はちょっと違います。

会場は航空券、宿泊施設、ツアー、アクティビティ利用券などが ”MATTA FAIR会場特別割引” として、大幅割引で販売されます。
なので、来場者は一般消費者です。

早めに旅行の予定を立てて、この会場で旅行商品を買うために訪れるので、会場は大きく多くの人で賑わいます。
もちろんPRブースも数多くあるので、計画している場所の旅行情報の収集もできます。

今回はそんなMATTA FAIRの会場のブースを紹介します。

JAPANブース

日本はJNTO(日本観光局)が中心になって日本のPRを実施しています。
日本はマレーシア人にとても人気の旅行先。私がこのブース運営に関わった10年前は、初めて日本に行く人が多かったのですが、今はリピートの人が多く、特に中華系に東北が人気だそうです。

中華系旅行代理店

中華系のツアー販売ブースは1社1社がとにかく派手で、大規模です。
着席型で自分が訪問したい国を伝えると、一席ずつ専任の販売アドバイザーがついてツアーの詳細を説明してくれます。北海道5泊6日でRM7,788(約264,800円)ほどでした。※RM1=34円
ここでの日本の人気訪問先は、大阪だそうです!

マレー系旅行代理店

マレー系は通常の旅行商品も販売するのですが、ムスリム(イスラム教信者)専用のツアー、一生に一回訪れる「聖地メッカの巡礼ツアー」などもあつかっています。
中華系よりも日本への旅行はこれから初めて行く人が多く、人気は北海道でした。

クルーズも人気

マレーシアはクアラルンプールやペナンなどクルーズ就航地も多く、クルーズ船のツアーも数多く販売しています。
またこのMATTA FAIR期間中は早期申込みで大きな割引になるため、皆さんこぞって予約をしていました。

生き甲斐

ネットフリックスで配信のドキュメンタリー『100まで生きる:ブルーゾーンと健康長寿の秘訣』は、作家のダン・ビュイトナーが世界を旅して見つけた、人々が人生を楽しみながら元気に長生きする、5つの興味深い地域の話です。
その中で沖縄人の長生きの秘訣は「『生き甲斐』をもっていること」と言っています。
マレーシアでは。
マレーシアで彼の本がベストセラーとなり、この「生き甲斐」という言葉が旅のキャッチコピーとして使われていました。

旅行が大好きなマレーシア人。その年の販売先をみるとマレーシアの人々の関心のある地域や、どれだけお金をかけようとしているのか?などが垣間見える毎回、興味深い展示会です。